須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成24年8月号掲載
16,9,?
 上記の数字は、オリンピックでの日本の金メダル獲得数です。「16」は、アテネ、「9」は北京での数字です。ロンドンでは、連日熱い戦いが繰り広げられていますが金メダル数はいくつになるでしょうか?
 さて、その金メダルですが、なかなか取れないので悶々とした気分でテレビ観戦をしていましたが、ようやく柔道で松本薫選手が金メダルを手にしました。
 どんな生い立ちなのか興味があったので、エピソードを含め調べてみました。

 松本選手は、兄弟が既に柔道を始めていたこともあり、親の勧めで6歳の時に柔道を習い始めた。親からは「頭下げるな」「下を向いていてもいいことはない。どんなときでも消極的になるな」と教育され、小学校5年生の時にはレスリングの全国大会で3位になったこともある。かつて谷亮子を指導した監督の稲田明をして 「松本は、野性味のあるオオカミ。獲物を狙うような目にほれた。(谷を含めて)そんな目をした子は初めて見た」と言わしめた。海外のTVの柔道解説者から、試合会場で常に鋭い眼差しを向ける松本を「アサシン(暗殺者)」と呼ばれることもある。                                                                    以上です。

  確かに、TV観戦していてもジリジリと獲物を追い詰めていくような雰囲気がひしひしと伝わってきました。オリンピックに出るような選手は技術的な面では、皆相当なレベルにあると思います。金メダルを取る選手はその中で最も闘争心の強い人なのではないかと思います。

  こうした闘争心は、スポーツだけのものでしょうか?
 昨今、「景気が悪い、政治が悪い」といって業績が悪いのを外部環境のせいにばかりして、他人事のように話す社長が多くなっています。しかし、そのような考え方をしていても何も良いことはないし、何の解決にもなりません。
 どんな逆境にあろうと、どんな強敵が現れようと絶対に屈しないという強い闘争心が経営においても人生においても必要です。
 と偉そうなことを言っておきながら、「暑い」「暑い」と言いながら、だらしない格好でビール片手に「ああじゃない」「こうじゃない」と講釈しながらTV観戦している自分がいました。
 夏は暑いに決まっているのに、何とも情けない・・・・・・・・。


  
                所長 須田幸英
 事務所通信8月号掲載
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